青空文庫は,著作権の消失した作品を,ボランティアがテキストファイルに起こし,公開しているものである。
http://www.aozora.gr.jp/
テキスト化されているために,文章の検索等できるので,大変重宝させていただいている。また,短編がひとつ読みたい,と思ったときなどには大変便利である。
そんな青空文庫が,DVDに全作品をまとめたものを図書館に寄贈するという。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0710/26/news108.html
これによって,公的な機関が,青空文庫の存在を無視するわけにはいかなくなるであろうし,青空文庫の主張する,”著作権保護期間の延長を行わないよう求める請願運動”というのが,少し認められるのではないかと期待している。
死語50年経っても読まれている名作は,間違いなく"名作"でありそれはもはや万人の財産であると思われる。本人が没している以上,遺族が独占的に利益を得るのか,万人が享受するか,という違いになってくるが。本人はどうだろうか。調査したわけではないが,作家が作家を目指した目的は,富というよりは,自己表現の欲求だったのではないだろうか。そうすると,やはり著作権は本人が没した以上,現行よりも延長するのはむしろ故人の遺志に反するとおもうのだが。